学校の先生には日直という仕事があります。これは17:00ごろに戸締りや電気の消灯を確認して学校をまわるというものです。学校によっては教頭先生などの管理職が毎日やってくれる場所もあったり、教員全員で当番制にしているところもあります。
学校というのはとても大きいところです。一つ一つの教室に加え、体育館や家庭科室などの特別室にそれらの道具が保管されている準備室、コンピューター室などです。建前としては全ての教室の鍵を一旦開けて中に入り、窓の鍵がしまっていることを目視だけでなく出て触ってみて確認をすることになっています。さらに、最近では電気だけでなくエアコンも消してあることを確認しなければなりません。
本当にこれを真面目にやってしまったら、小さめの学校でも2時間以上かかってしまうでしょう。昨今のニュースなどでご存知の方も多いでしょうが教員の仕事は多忙です。過労死ラインを超えて働いている教員もたくさんいます。ゆっくり、日直の仕事なんてやっている余裕はありません。
キャベツ先生は、1階の教室については窓の鍵が閉まっていることを手で触って確認しますがそれ以上の上の階の窓の窓は目視で確認をするだけにとどめています。こんな工夫(?)をして20分くらいで全部まわっています。
ベテランの先生になればなるほど、抑えるべきポイントと手を抜いてもいいポイントを把握して手抜きをしているのではないでしょうか?
ある意味、全ての先生が口にはしないけれどサボって仕事を短縮しています。それでもそれで不審者が入ったり近隣の住宅から苦情が来たりしないで学校が回ればそれでいいのです。正直に仕事をすると仕事が回らないって変な話ですね。
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